JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 keibi2011-11
発生年月日 2011年06月21日
事故等種類 運航阻害
事故等名 旅客船ニューげんかい運航阻害
発生場所 福岡県福岡市能古島北北西沖  能古島灯台から真方位332°2,170m付近
管轄部署 門司事務所
人の死傷
船舶種類 旅客船
総トン数 100~200t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2011年11月25日
概要 本船は、船長、機関長ほか1人が乗り組み、旅客30人を乗せ、福岡市玄界漁港を出港し、福岡市博多港に向け、速力約20ノット、両舷主機回転数毎分1,800で航行中、平成23年6月21日14時40分ごろ、左舷主機の冷却清水(以下「清水」という。)の高温警報(設定温度約95℃)が作動した。
 機関長は、機関室に赴いたところ、左舷主機リザーブタンクの清水が沸騰して蓋が外れ、清水レベルが低下していたので、同主機を停止した。
 機関長は、左舷主機の潤滑油レベルゲージ差込み口から灰色の液体が漏れ出ているのを認め、レベルゲージを抜いて確認したところ、潤滑油が乳化していたので、左舷主機の運転は不可能と判断し、船長に報告した。
 本船は、右舷主機のみで定刻より約4分遅れで博多港に入港した。
 本船は、本インシデント後、左舷主機4Rシリンダのねじ山が摩耗していたシリンダヘッド締付けボルトを新替し、シリンダブロックのねじ穴を補修した。
原因  本インシデントは、本船が、能古島北北西沖を航行中、左舷主機のシリンダヘッド締付けボルトが緩んで燃焼ガスが吹き抜けたため、冷却清水系統のOリングが熱変形して同Oリング部から清水系統に燃焼ガスが侵入するとともに、漏えいした清水が潤滑油に混入して潤滑油が乳化し、同機の運転ができなくなったことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。