
| 報告書番号 | MA2011-11 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2010年09月23日 |
| 事故等種類 | 乗揚 |
| 事故等名 | ケミカルタンカーORIENT PIONEER乗揚 |
| 発生場所 | 関門港門司区 福岡県北九州市門司大里防波堤灯台から真方位233°850m付近 |
| 管轄部署 | 門司事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | タンカー |
| 総トン数 | 3000~5000t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2011年11月25日 |
| 概要 | 本船は、船長ほか16人が乗り組み、船長が操船指揮に当たり、一等航海士が補佐に、三席甲板手が手動操舵に就き、機関をスタンバイとし、約14ノット(kn)の速力(対地速力、以下同じ。)で関門港関門航路を西進していた。 船長は、平成22年9月23日06時52分ごろ、関門航路の大瀬戸付近に至り、航路の湾曲に沿って右転したのち、三席甲板手に対し、舵を中央に戻して針路を保持するように指示したところ、舵が中央で止まり、その後、ハードポートの状態で制御不能となった。 船長は、操舵機が故障したものと判断して直ちに機関を停止し、非常操舵部署を発令して機関部乗組員と二等航海士を操舵機室で応急修理に、昇橋した三等航海士を補佐に、首席甲板手を手動操舵に当たらせた。 本船は、関門航路内で大きく左転して反転し、07時00分ごろ、対地針路約047°(真方位、船首方位を含め以下同じ。)、船首方位約025°、速力約1.7knとなっていたとき、操舵機が復旧して操舵可能となった。 船長は、前方から西進船が接近していたので、衝突を避けようとし、右舵一杯をとり、機関を半速前進へと徐々に増速しながら右転していたところ、07時05分ごろ、対地針路約160°、船首方位約165°、速力約5.3knで航行中、航路外の浅所に船首部が乗り揚げた。 本船は、サルベージによって引き降ろされ、関門港門司区の航路外に錨泊した。 |
| 原因 | 本事故は、本船が、関門港関門航路の大瀬戸付近を西進中、操舵機が故障して左回りで反転した際、操舵機が復旧し、船長が、西進船との衝突を避けようとして右転したため、航路外の浅所に乗り揚げたことによって発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。