
| 報告書番号 | keibi2011-10 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2011年05月14日 |
| 事故等種類 | 運航阻害 |
| 事故等名 | 貨物船第八栄福丸運航阻害 |
| 発生場所 | 福岡県北九州市妙見埼北方沖 北九州市所在の妙見埼灯台から真方位352°4,300m付近 |
| 管轄部署 | 門司事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 貨物船 |
| 総トン数 | 200~500t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2011年10月28日 |
| 概要 | 本船は、船長、機関長、一等機関士ほか2人が乗り組み、平成23年5月14日22時25分ごろ、長崎県壱岐市芦辺港に向け、関門港若松区若松二島岸壁を出港し、主機を常用回転数毎分680として航行中、23時30分ごろ、機関室当直中の一等機関士が主機の清水膨張タンクの空気抜き管から蒸気が噴出しているのを発見した。 一等機関士は、主機各部を冷却する高温清水(以下「清水」という。)の温度が100℃に達していたので、主機の清水ポンプか冷却海水ポンプが不調になったものと判断し、船長及び機関長に連絡して主機を停止した。 本船は、機関長が冷却海水ポンプ吸入側の複式こし器の閉塞に気付いて切替えを行ったところ、清水温度が約80℃に低下したので、主機を再始動しようと指圧器弁を開放してエアランニングを実施したところ、6、7番シリンダの指圧器弁から水が噴出した。 本船は、機関長が当該シリンダの排気弁座Oリングが主機の過熱により損傷して水漏れを生じたものと判断し、本船では修理ができないことから、01時00分ごろ、投錨して救援を待つこととし、16日えい航されて関門港西山区西山ふ頭3号岸壁に接岸し、修理業者により修理が行われた。 |
| 原因 | 本インシデントは、夜間、本船が妙見埼北方沖を航行中、主機冷却海水ポンプのこし器が閉塞したため、海水流量が不足して清水温度が上昇し、主機が過熱して排気弁Oリングが損傷し、清水がシリンダ内に漏えいして主機の運転ができなくなったことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。