
| 報告書番号 | MA2011-9 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2010年05月13日 |
| 事故等種類 | 乗揚 |
| 事故等名 | 漁船第八十八大吉丸乗揚 |
| 発生場所 | 長崎県平戸市平戸島鍔埼南南東方の岩場 平戸島所在の田助港外防波堤灯台から真方位337°1,600m付近 |
| 管轄部署 | 長崎事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 200~500t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2011年09月30日 |
| 概要 | 本船は、大中まき網船団の運搬船であり、船長ほか8人が乗り組み、平成22年5月13日20時40分ごろ佐賀県唐津市唐津港を出港して東シナ海の操業海域に向かい、船長が、出港操船から引き続いて単独で船橋当直に就き、21時45分ごろ、唐津市波戸岬沖においてレーダーで平戸島北端の鍔埼を確認し、針路を鍔埼付近に向く約235°(真方位)に定め、約12ノットの対地速力で自動操舵により航行した。 船長は、船橋左舷側に設置された背もたれと肘掛けの付いた椅子に腰を掛けて見張りを行い、鍔埼の東北東方約2海里(M)で右転して平戸島北方の白岳瀬戸に向けるつもりで西進中、22時30分ごろ、変針予定場所まで約6Mとなったところで、周囲に他船の灯火が見当たらなくなり、6Mレンジとしたレーダーでも他船の映像が認められなかったことから、緊張感が薄れて眠気を感じるようになり、その後、居眠りに陥った。 本船は、変針予定場所を通過し、23時10分ごろ鍔埼南南東方の岩場に乗り揚げた。 船長は、乗り揚げた衝撃で目が覚め、機関を後進にかけたが離礁することができず、海上保安庁等に事故の発生と船首部の燃料タンクから油の流出があることを通報した。 本船は、来援したサルベージ船により引き下ろされ、最寄りの造船所まで自力航行した。 流出油は、流出油防除作業船、地元漁業者、海上保安部の巡視船等による防除作業により処理された。 |
| 原因 | 本事故は、夜間、本船が、平戸島鍔埼東方沖を自動操舵で西南西進中、単独で船橋当直中の船長が居眠りに陥ったため、変針予定場所を通過して同島鍔埼南南東方の岩場に向けて航行し、同岩場に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。