
| 報告書番号 | MA2011-8 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2010年12月14日 |
| 事故等種類 | 乗揚 |
| 事故等名 | 漁船孝栄丸乗揚 |
| 発生場所 | 熊本県天草市下須(げず)島南西岸沖の下烏賊瀬(しもいかせ)付近 牛深大島灯台から真方位125°3.2海里付近 |
| 管轄部署 | 長崎事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 5~20t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2011年08月26日 |
| 概要 | 本船は、船長ほか1人が乗り組み、キビナゴ漁のため、船首喫水約0.5m、船尾喫水約1.2mで下須島の南西岸沿いを同島南部の砂月浦の漁場に向けて4隻の僚船と共に南東進した。 船長は、舵輪後方の渡し板に腰を掛けて手動操舵により操船し、下須島西方沖の浅礁の間を通過したのち、平成22年12月14日03時09分ごろ、左舷側に下須島南西端から南方に浅礁が拡延していたので、その最も沖(西方)にある下烏賊瀬の西方沖を約100m隔てて通過するつもりで、GPSプロッターとレーダーにより針路を下須島南西端沖にあるガン瀬に向く約158°(真方位)とし、対地速力約16.5ノットで航行した。 船長は、漁船の出漁状況が気に掛かっていたので、手動操舵中の舵輪から手を離して渡し板の上に立ち、操舵室の天窓から顔を出して左舷前方の漁場と先行する僚船の灯火を見ながら南東進していたが、船位を確認していなかったので、本船の進路が徐々に左に向き、下烏賊瀬付近の暗岩に接近していることに気付かずに航行した。 船長は、03時12分ごろ、下烏賊瀬の沖に達した頃、GPSプロッターで船位を確認しようとして渡し板に腰を掛けてGPSプロッターを見たとき、下烏賊瀬付近の暗岩に乗り揚げて船尾付近に衝撃を受けた。 本船は、機関室等に浸水して航行不能となったので、僚船に無線で援助を求め、僚船により砂月浦に向けてえい航中に沈没したが、船長は救助された。 |
| 原因 | 本事故は、夜間、本船が、下須島南西岸沿いを南東進中、船長が、船位を確認していなかったため、本船が進路を左に変えながら、下烏賊瀬付近の暗岩に接近していることに気付かずに航行し、同暗岩に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。