
| 報告書番号 | MA2011-7 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2011年02月05日 |
| 事故等種類 | 転覆 |
| 事故等名 | 漁船かわせみ丸転覆 |
| 発生場所 | 長崎県平戸市平戸島北方にある中江ノ(なかえの)島付近の杭瀬(くいせ) 平戸市生月島所在の生月港北防波堤灯台から真方位129°1.7海里(M)付近 |
| 管轄部署 | 長崎事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 5t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2011年07月29日 |
| 概要 | 本船は、船長が1人で乗り組み、平成23年2月5日08時30分ごろ、杭瀬の南西側(水深約17~18m)に四爪錨を投入して錨索を約30~40m出し、船首中央部に係止していさきの一本釣りを行った。 船長は、北東に流れる潮流によって走錨したので揚錨しようとしたところ、錨が岩場に引っ掛かって引き揚げることができなかったので、いつものように本船を前進させて錨索を引き、錨の爪を曲げて開かせ、岩場から外すことにした。 船長は、左舷船尾で船外機の操作を行い、微速力で前進して錨の上を通過し、船首方に出ていた錨索が右舷船尾方となって徐々に緊張したが、岩場に引っ掛かった錨が外れなかった。 船長は、緊張した錨索によって右舷船尾部が下方に引かれる状態となり、右舷側に傾斜して船内に海水が流入したので、直ちに船外機を停止したのち、錨索を緩めようとしたが、傾斜していた右舷側から波が打ち込み、平成23年2月5日10時20分ごろ、生月港北防波堤灯台から真方位129°1.7M付近において転覆した。 船長は、落水したが、転覆した本船の船底にはい上がり、着用していた救命胴衣を振って救助を求めていたところ、中江ノ島にいた釣り人に発見され、通報を受けた海上保安署の巡視艇と付近を航行中の漁船等の協力により救助された。 本船は、クレーンを装備した僚船の船上に吊り上げられ、係留地に運ばれた。 |
| 原因 | 本事故は、本船が、中江ノ島付近の杭瀬において、岩場に引っ掛かった錨を外そうとした際、船長が、前進しながら右舷船尾から出ていた錨索を引いたものの、錨が外れずに錨索が緊張して右舷船尾部が下方に引かれる状態となり、本船が右舷側に傾斜したため、海水が船内に流入して転覆したことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。