JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2011-7
発生年月日 2010年09月23日
事故等種類 死傷等
事故等名 漁船大福丸乗組員死亡
発生場所 長崎県島原市島原港北東方沖 島原灯台から真方位077°3.6海里付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷 死亡
船舶種類 漁船
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2011年07月29日
概要  本船は、船長及び甲板員が乗り組み、島原港北東方沖において、かにかご漁の操業中、かごを揚げ始めて約5分~10分後の平成22年9月23日02時00分ごろ、南風が7m/s以上となり、波高が高くなった際、右舷船首部のローラーで巻上げていた基綱がかご約10個を引き揚げたところでローラー付近において切断し、そのはずみで船体が大きく動揺したことから、船首部でローラーの操作とリモコン操船していた船長が落水するとともに、ローラーの約2~3m船尾方でかにかごを畳んでいた甲板員が甲板上に転倒して意識を失った。
 甲板員は、その後、意識を取り戻したが、落水した船長を発見できず、風浪が強く危険なため、島原港方向に向けて航行を開始し、09時00分ごろ、同港沖において捜索中の僚船(以下「僚船A」という。)に救助された。
 船長は、13時00分ごろ、捜索中の海上保安庁のヘリコプターによって発見され、その後、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
 船長の死因は溺死、死亡推定時刻は23日02時00分ごろと検案された。
原因  本事故は、夜間、本船が、島原港北東方沖において、かにかごをローラーで揚収中、南風が強まって波高が高くなった際、基綱が切断して船体が動揺したため、船長が落水したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 死亡:1人(船長)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。