JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2011-4
発生年月日 2010年06月28日
事故等種類 衝突
事故等名 モーターボート山崎丸ゴムボートフィッシング3号衝突
発生場所 和歌山県和歌山市地(じ)ノ島北方沖  地ノ島灯台から真方位327°1,250m付近
管轄部署 神戸事務所
人の死傷
船舶種類 プレジャーボート:プレジャーボート
総トン数 5t未満:5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2011年04月22日
概要  A船は、船長Aが1人で乗り組み、平成22年6月28日12時15分ごろ大阪府岬町深日(ふけ)港を出港し、12時45分ごろ和歌山市沖ノ島西端の北方1km付近の釣り場に到着し、漂泊して釣りを行ったのち、14時37分ごろ帰途についた。
 船長Aは、発進後、眠気を催したので、地ノ島北方沖で休憩することとし、地ノ島と沖ノ島との間の中ノ瀬戸北口を東進したのち、14時44分ごろ地ノ島西端の北方沖で漂泊した。
 船長Aは、たばこを吸いながら約5分間休憩したものの、まだ眠気が残っていたが、気温が高いうえに氷を積み込んでいなかったので、釣った魚が傷まないよう急いで帰港することとし、周囲を一見して他船がいなかったことから、14時49分ごろ発進して再び帰途についた。
 船長Aは、操舵スタンドの前に立って手動操舵に当たり、地ノ島北方沖を約17ノットで東進中、立った状態で居眠りを始め、14時52分ごろ、A船の船首とB船の左舷船尾とが衝突した。
 船長Aは、衝突のショックで目が覚め、A船の船尾方向に停まっていたB船を認めたが、A船を反転させてB船の状況を確認することなく、そのまま帰航を続けた。
 B船は、船長Bが1人で乗り組み、地ノ島北方の水深約50mのところで錨泊し、船首を北北東方に向けてアジ釣り中、船長Bが、B船に向けて接近して来るA船に気付き、手を振りながら大声を発したが、A船がそのまま至近に接近したので海中に飛び込み、その直後にA船とB船とが衝突した。
 船長Bは、泳いでB船に戻り、海上保安庁に通報した。
原因  本事故は、地ノ島北方沖において、A船が東進中、B船が錨泊中、船長Aが居眠りしたため、A船がB船に向けて航行し、両船が衝突したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。