
| 報告書番号 | MA2011-3 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2010年05月27日 |
| 事故等種類 | 死傷等 |
| 事故等名 | 漁船きく丸潜水士死亡 |
| 発生場所 | 神奈川県横須賀市第2海堡南側護岸付近 |
| 管轄部署 | 横浜事務所 |
| 人の死傷 | 死亡 |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 5~20t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2011年03月25日 |
| 概要 | 本船は、船長及び潜水士ほか乗組員3人が乗り組み、第2海堡南側護岸付近で、船首を北東方に向け、主機のクラッチ(以下「クラッチ」という。)を脱状態とし、送気式潜水器漁業中、船体が北方に流されて左舷側が護岸に接近する状態となった。 船長は、船尾方向の海面から泡が出ていたので、潜水士が船尾側付近で採捕作業を行っていることを知っていたものの、操舵室から船尾方向を確認した際、送気管に取り付けたブイ(送気管が海底の岩石に絡むのを防止するためのもので、送気管先端から約5mの位置に設置)が見当たらなかったことから、水深約6m付近で作業を行っており、船体を護岸から離すために後進をかけても大丈夫だろうと思い、船尾部が護岸から離れたのを見計らって、クラッチを後進に入れた。 本船は、クラッチが後進に入ったのち、平成22年5月27日08時40分ごろ、船内スピーカーから「ガッ」という音がし、送気管がプロペラに巻き付いた。 潜水士は、自力で水面付近まで浮上してきたものの、途中で力が尽きてそのまま海中へ沈み、その後、乗組員によって引き揚げられ、巡視艇及び救急車で病院に搬送されたが、死亡が確認され、酸素欠乏による窒息死と検案された。 |
| 原因 | 本事故は、本船が、第2海堡南側護岸付近において保護カバーを取り付けずに送気式潜水器漁業中、船長が離岸しようとしてクラッチを後進に入れた際、送気管がプロペラに巻き付いたため、潜水士への送気が途絶えたことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | 死亡:1人(潜水士) |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。