JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2011-2
発生年月日 2010年10月13日
事故等種類 乗揚
事故等名 貨物船大王丸乗揚
発生場所 山口県上関町上関海峡 室津灯台から155°230m付近
管轄部署 広島事務所
人の死傷
船舶種類 貨物船
総トン数 100~200t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2011年02月25日
概要  本船は、船長ほか2人が乗り組み、水砂約700tを積載し、船首約2.65m、船尾約3.85mの喫水で、広島県江田島市能美町の定係地を出港し、機関長が出港時から単独の船橋当直について山口県大畠瀬戸に向かった。
 機関長は、1.5海里レンジとしたレーダーとGPSプロッターを使用し、大畠瀬戸を通過したのち、舵掛岩灯標の沖で針路を上関大橋中央部に向く約281°(真方位、以下同じ。)として自動操舵に切り換え、山口県上関海峡東口に向かって航行した。
 機関長は、上関大橋まで約2,000mに接近したとき、上関海峡の通過に備えて自動操舵から手動操舵に切り換え、操舵装置の前で立って右手で操舵輪を操作し、左手でレーダーの手すりをつかみ、速力約11.0ノット(kn)で同海峡東口に向けて西進した。
 機関長は、大畠瀬戸を通過し終えたこと、前方に航行中の船舶や操業中の漁船がいなかったこと、及び上関海峡の航行に慣れていたことから気が緩み、上関大橋の東方約700mに達したころ、操舵装置の前で立ったままの姿勢で居眠りを始め、上関海峡の変針予定場所を通過し、同海峡内の浅所に向けて西進を続けた。
 本船は、01時22分ごろ室津灯台から155°230m付近の浅所に乗り揚げた。
原因  本事故は、夜間、上関海峡東口沖を同海峡に向けて手動操舵で西進中、単独で船橋当直中の機関長が居眠りに陥ったため、変針予定場所を通過して同海峡内の浅所に向けて航行し、同浅所に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。