
| 報告書番号 | MA2009-12 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2008年11月21日 |
| 事故等種類 | 衝突 |
| 事故等名 | 漁船憲進丸漁船第十春吉丸衝突 |
| 発生場所 | 三重県南伊勢町五カ所港 間鼻島灯台から真方位217°1,170m付近 |
| 管轄部署 | 横浜事務所 |
| 人の死傷 | 死亡 |
| 船舶種類 | 漁船:漁船 |
| 総トン数 | 5t未満:5t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2009年12月18日 |
| 概要 | A船及びB船ほか4隻は、えび網漁を行う目的で、それぞれ船長が1人で乗り組み、平成20年11月21日15時00分ごろ、漁業協同組合が陸岸から沖合に向けて設定したスタートラインに横一列に並び、出発の旗を合図に各自が目指す投網場所に向かって一斉に発進した。 B船は、スタートラインから約400m南西側の投網場所に到着し、機関を後進にかけて北東進しながら投網作業にとりかかった。 一方、A船は、僚船2隻とともにB船に遅れて約5~6ノットの速力で付近の投網場所に向かったが、最も沖側からスタートしたため、また、投網場所が陸岸近くであったため、陸岸寄りからスタートした僚船1隻(以下「C船」という。)と針路が交差する態勢で南西進した。 船長Aは、陸岸寄りを航行しているC船との接近状況に注意を払いながら航行中、15時03分ごろ、A船の船首部とB船の船尾部とが衝突した。 衝突の結果、船長Bが落水し、間もなくC船などに救助されて病院に運ばれたが、入院22日目に溺水による誤嚥性肺炎で死亡した。 なお、船長Aの口述によれば、陸上に目撃者がいて、船長Bが衝突前に波にあおられて落水したと言っているが、このことについては明らかにできなかった。 |
| 原因 | 本事故は、五カ所港において、A船が投網場所に向けて南西進中、B船が機関を後進にかけて北東進しながら投網作業中、A船がB船に向けて航行していることに気付かず、また、B船が後方から接近してくるA船に気付かなかったため、両船が衝突したことにより発生した可能性があると考えられる。 A船がB船に向けて航行していることに気付かなかったのは、船長Aが、C船との接近状況に気をとられ、適切な見張りを行っていなかったことによるものと考えられる。 B船が後方から接近してくるA船に気付かなかったのは、船長Bが、周知の操業場所において、船首方に網を繰り出していたことによる可能性があると考えられる。 |
| 死傷者数 | 死亡:船長(第十春吉丸) |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。