JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MI2011-1
発生年月日 2009年09月21日
事故等種類 運航不能(航行設備故障)
事故等名 貨物船ひまわり2運航不能(推進器損傷)
発生場所 福島県いわき市塩屋埼南東方沖
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 貨物船
総トン数 5000~10000t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2011年01月28日
概要  本船は、船長及び機関長ほか11人が乗り組み、浦賀水道航路を通過し、主機が航海全速に操作されて増速プログラムで回転数毎分115(rpm)まで増速されたが、可変ピッチプロペラ(CPP)の翼角(ピッチ)が所定の約24°に達せずに約21°に留まったことから、機関長が調査したものの、原因を特定できなかったので、主機の回転数を105rpmまで下げ、ピッチの変化に注意しながら航行を続けた。
 本船は、CPPのピッチが約19°から約21°間で往復的に変動し、変節異常(ピッチが指示された値と異なった状態)の警報が頻繁に発する中、塩屋埼南東方沖を航行中、平成21年9月21日07時10分ごろ、ピッチが後進最大に切り替わって運航不能となった。
 本船は、えい航されて苫小牧港に入港し、荷揚げ後、入渠してCPPが開放された結果、油圧サーボピストン(以下「サーボピストン」という。)に接続された翼角変節用油圧配管(以下「油圧配管」という。)の結合ボルト16本のうち10本が折損し、残り6本がすべて脱落していることなどが発見された。
原因  本インシデントは、本船が、塩屋埼南東方沖を航行中、CPP油圧配管の結合ボルトが破断又は脱落したため、CPPが後進位置となって制御不能になったことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。