JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2009-11
発生年月日 2008年12月05日
事故等種類 火災
事故等名 漁 船第十七祐喜丸火災
発生場所 宮城県金華山灯台東方沖 1,200km付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 100~200t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2009年11月27日
概要  本船は、船長、機関長ほか13人が乗り組み、宮城県金華山灯台東方沖1,200km付近を航行中、平成20年12月5日22時30分ごろ、単独操船中であった漁労長が、焦げたような臭いに気付き、機関室入口から出る黒煙混じりの白煙を確認した。漁労長は、持ち運び式炭酸ガス消火器で消火を試みたが、機関室入口から炎が出ていたため、消火器を使用することができず、休憩中であった全乗組員を集合させた。この時、自室を出た機関長は、常時点灯しているはずの食堂内の照明が消え、機関室上段入口から白煙が出ているのを見た。
 22時40分ごろ、乗組員は消火ホースを用いて放水による消火にあたったが、火の回りが早く、消火を断念した。
 22時50分ごろ、本船は、近くにいた僚船に救援を依頼し、全員が救命筏に乗り込み、23時30分ごろ、僚船に全員が救助された。全員が退船したとき、補機及び配電盤による給電は継続しており、作業灯は点灯していた。
 本船は、巡視船にえい航されて帰航中、沈没した。
原因  本事故は、本船が金華山灯台東方沖1,200km付近を航行中、機関室内の配電盤から食堂内照明への配線を含む配線束において、短絡又は漏電により出火したため、配線を伝わって延焼したことにより発生した可能性があると考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。