
| 報告書番号 | MA2010-12 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2010年05月17日 |
| 事故等種類 | 乗揚 |
| 事故等名 | 漁船勝一丸乗揚 |
| 発生場所 | 和歌山県田辺市沖ノ島付近 田辺沖ノ島灯台から真方位288°50m付近 |
| 管轄部署 | 神戸事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 5~20t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2010年12月17日 |
| 概要 | 本船は、合計8隻で構成する旋網船団の灯船で、船長及び甲板員1人が乗り組み、平成22年5月16日16時30分ごろ、船団船と共に和歌山県田辺港を出港し、同港西北西約15海里(M)の漁場に至って操業を行い、翌17日03時過ぎ、操業を終えて同港に向け帰途についた。 船長は、操舵室の左舷側で座って手動操舵に当たり、GPSプロッターに入力していた京都大学田辺中島高潮観測塔灯(以下「観測塔灯」という。)のマークを右舷船首に見る針路とし、約19ノットの対地速力で東南東進した。 船長は、観測塔灯の灯光を右舷船首方に見て航行中、眠気を感じるようになったが、操舵室の右側で側壁に寄りかかるようにして睡眠をとっていた甲板員を起こさず、座ったまま手動操舵を続けるうち、居眠りに陥った。 本船は、船長が、居眠りしていて沖ノ島の西方に拡延する岩礁に向けて航行を続け、03時55分ごろ同岩礁に乗り揚げた。 船長は、乗揚の衝撃で目が覚め、乗り揚げたことを僚船に連絡した。 本船は、僚船により引き下ろされ、2隻の灯船に横抱きされて田辺港に向け帰航中、機関室から浸水して沈没した。 |
| 原因 | 本事故は、夜間、本船が、田辺港沖を同港に向けて手動操舵で帰航中、単独で操船中の船長が居眠りに陥ったため、沖ノ島西方に拡延する岩礁に向けて航行し、同岩礁に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。