JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2009-11
発生年月日 2008年10月23日
事故等種類 火災
事故等名 漁 船大盛丸火災
発生場所 三重県尾鷲港魚市場前岸壁 尾鷲港第1防波堤灯台から真方位307°400m付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2009年11月27日
概要  本船は、三重県尾鷲港魚市場前岸壁に着岸中、平成20年10月23日08時30分ごろ、船長は休暇で不在であったが、翌日の出港準備のため、漁労長及び甲板員が、補機を運転して照明及び動力機器に電力を供給し、雑用水ポンプで海水を冷水機経由で送水し、排水用に水中ポンプを使用して船首側魚倉の水洗いを開始した。
 10時30分ごろ、甲板員が、機関室から出る黒煙を見て機関室に入ったところ、補機は動いていたが、配電盤にある補機のACB(自動回路遮断器:過電流が流れたときに回路を自動遮断するもの)が落ちて機関室内の照明が消え、機関室左舷船首寄りの天井の配線束が燃えているのを発見した。漁労長は、持ち運び式粉末消火器の使用を試みたが、機関室内に黒煙が充満して中に入ることができず、消火器を使用することができなかったので船舶所有者に連絡し、10時44分ごろ、付近にいた人が消防署に通報した。
 10時50分ごろ、消防車が現場に到着し、陸上側から放水を開始するとともに、尾鷲海上保安部に応援を要請した。巡視艇が海上側から放水を行い、19時30分ごろ、鎮火が確認されたが、機関室は全焼し、本船は右舷に傾いて甲板まで海水に浸かった状態となった。
原因  本事故は、本船が三重県尾鷲港魚市場前岸壁に着岸中、機関室の配線束内の配線が経年劣化により短絡し、配線被覆に着火したため、発生した可能性があると考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。