JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2010-11
発生年月日 2009年12月18日
事故等種類 衝突(単)
事故等名 貨物船第六十一幸栄丸衝突(防波堤)
発生場所 長崎県平戸市田平港西防波堤 田平港西防波堤灯台から真方位152°180m付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷
船舶種類 貨物船
総トン数 500~1600t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2010年11月26日
概要  本船は、船長及び一等航海士ほか3人が乗り組み、平戸島西方を約6ノット(kn)の速力(対地速力、以下同じ。)で北進していたが、船首方からの強い風浪を受けて予定針路を航行できなくなったことから、船橋当直中の一等航海士は、平戸島東岸の平戸瀬戸を通航することとし、船長に報告することなく、平成21年12月18日17時00分ごろ平戸瀬戸に向けて反転した。
 船長は、19時30分に起床して食堂で食事をとっていたところ、乗組員から、間もなく平戸大橋を通過すると知らされ、急いで昇橋した。
 一等航海士は、平戸大橋手前付近を約015°(真方位、以下同じ。)の針路及び約12knの速力で、自動操舵により航行中、19時47分ごろ船長が昇橋してきたので操船を交代した。
 船長は、前方にぼんやりと建物や街灯りが見え、陸岸とまだ距離があると思い、また、反航船がいることも考えられたので、航路の右側を航行しようと平戸大橋を通過してすぐには左転しなかった。
 船長は、船首方向の街灯りを見ながら北進中、突然船首方100m付近に防波堤が見えてきたことから、舵を手動操舵に切り替えて左舵35°を取り、機関を後進にかけたが、19時50分ごろ、船首が約000°を向き、速力が約8knになったとき、船首部が田平港西防波堤(以下、本件防波堤という。)の南面に衝突した。
 その後、本船は、平戸島川内湾に投錨して損傷箇所に応急措置を施し、修理のため自力で山口県柳井市に向かった。
原因  本事故は、夜間、本船が平戸瀬戸の平戸大橋付近を北進中、船長が、船位の確認を行わなかったため、本件防波堤に接近していることに気付かず、本件防波堤に衝突したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。