JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2010-8
発生年月日 2009年06月04日
事故等種類 乗揚
事故等名 漁船桂漁丸乗揚
発生場所 和歌山県西牟婁郡白浜町沖 四双島灯台から真方位182°280m付近
管轄部署 神戸事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2010年08月27日
概要  本船は、船長ほか甲板員1人が乗り組み、船首約0.5m、船尾約1.0mの喫水をもって、平成21年6月4日18時00分ごろ和歌山県串本港を出港し、かつお1本釣り漁に使用するまき餌を購入するため、和歌山県田辺港に向かった。
 船長は、操舵室のいすに腰を掛けて単独で航海当直に当たり、レーダーを作動させ、約10ノットの速力で、遠隔管制器による手動操舵により陸岸から約1海里(M)沖を航行した。
 船長は、和歌山県市江埼沖を通過するころから眠気を催したが、甲板員と当直を交替せずに、いすに腰を掛けたまま当直を続けた。
 船長は、番所鼻灯台の灯光を船首目標として鉛山(かなやま)湾を北進し、四双島灯台の南方0.7M付近で、左転して針路を四双島灯台と中島の灯台(京都大学田辺中島高潮観測塔灯)との間に向けたのち、居眠りに陥り、20時50分ごろ四双島南端付近の浅所に乗り揚げた。
 本船は、離礁することができず、左舷船底外板に生じた破口から浸水して沈没した。
 乗組員は、沈没前の翌5日00時31分ごろ、海上保安庁のヘリコプターに無事救助された。
原因  本事故は、夜間、本船が鉛山湾を北進中、操舵室でいすに腰を掛けて単独で手動操舵に当たっていた船長が、居眠りに陥ったため、四双島南端付近の浅所に向けて航行し、乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。