JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2010-8
発生年月日 2009年05月03日
事故等種類 衝突
事故等名 漁船清栄丸モーターボートFRIENDS衝突
発生場所 静岡県下田市下田港東防波堤灯台から真方位208°770m付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷 負傷
船舶種類 漁船:プレジャーボート
総トン数 5~20t未満:5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2010年08月27日
概要  A船は、船長Aほか1人が乗り組み、船長Aが単独で船橋当直につき、下田港犬走島東方沖を通過後、港界付近で建設中の中央の防波堤(以下「中央防波堤」という。)東端の北方に設置された黄色の浮標を船首目標とし、速力約7~8ノット(kn)で手動操舵により航行した。
 船長Aは、犬走島南方沖を南南西進中、右舷船首方に南進中の下田港内遊覧船(以下「港内遊覧船」という。)を認めたため、速力を約14knに増速して下田港赤根島東方沖付近で港内遊覧船を追い越したが、同遊覧船に気を取られ、右舷後方を見ながら航行していたところ、平成21年5月3日11時48分ごろ衝撃を感じた。
 B船は、船長Bが1人で乗り組み、09時45分ごろ中央防波堤東端の北方で錨泊し、機関を停止して釣りを開始した。
 船長Bは、11時48分ごろ、操舵室の操縦席で船首方を向いて携帯電話で通話中、衝突の衝撃で甲板上に投げ出された。
船長Aは、B船と衝突したことに気付き、海上保安部に通報するとともに、船長Bを救助するため乗組員を移乗させようとしたが、両船の乾舷差から移乗させられなかった。
 B船は、来援した小型漁船によって錨が揚げられ、船長Bを乗せた状態でA船によりえい航され、下田港の岸壁に着岸した。
船長Bは、着岸後、救急車で病院に搬送され、外傷性頚部症候群及び前額部挫創と診断された。
原因  本事故は、下田港において、A船が南南西進中、B船が錨泊中、船長Aが船首方の見張りを行わなかったため、B船に向けて航行し、両船が衝突したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 負傷:1人(FRIENDS船長)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。