
| 報告書番号 | MA2010-8 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2009年04月14日 |
| 事故等種類 | 転覆 |
| 事故等名 | 漁船第三十八海盛丸転覆 |
| 発生場所 | 北海道豊頃町十勝大津灯台から真方位105°800m付近 |
| 管轄部署 | 函館事務所 |
| 人の死傷 | 行方不明 |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 5t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2010年08月27日 |
| 概要 | 本船は、船長及び甲板員1人が乗り組み、対地速力約10ノットで豊頃町大津漁港を出航中、船長が、港口付近で白波が立ち、波高が約2.5mに達することを確認したが、何とかなると思い、操業を断念せずに出航した。 本船は、大津漁港南防波堤から約300m離れた水深約5mの漁場に到着し、平成21年4月14日04時50分ごろ、船首を沖合に向け、刺し網を揚収するために浮きを確保しようとしたところ、船首に波が打ち込んで船尾甲板に海水が溜まり、右舷側から強風を受ける状況で、波高約2.5mの高波を受け、船首右舷側が押し上げられて左舷側に転覆した。 船長及び甲板員は海に投げ出され、船長は転覆した状態の本船の船尾部の手すりに足を掛けて身体を支え、甲板員は船首部の索につかまっていた。 船長が甲板員に声を掛けたが、甲板員は、索から手が離れて沖に流され、海中に没して行方不明となった。 本船が南防波堤の方向に流されているとき、船長は、防水性の携帯電話で漁業協同組合に救助を求め、南防波堤の消波ブロックに漂着したのち、船底に這い上がり、05時40分ごろ僚船に救助され、搬送された病院で低体温症と診断された。 本船は、消波ブロックに漂着した際、大破した。 |
| 原因 | 本事故は、本船が大津漁港南西方沖で刺し網の揚網作業中、船尾甲板に海水が滞留して強風を受ける状況で、高波を受けたため、転覆したことにより発生した可能性があると考えられる。 |
| 死傷者数 | 行方不明:1人(甲板員)、負傷:1人(船長) |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。