JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 keibi2010-6
発生年月日 2010年01月30日
事故等種類 運航阻害
事故等名 旅客船ロイヤルウィング運航阻害
発生場所 横浜ベイブリッジ東方、横浜外防波堤南灯台から真方位109°800m付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 旅客船
総トン数 1600~3000t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2010年06月25日
概要  本船は、機関長ほか79人が乗り組み、旅客185人(うち幼児5人)を乗せ、平成22年1月30日19時42分ごろ、京浜港横浜区大桟橋を出航し、20時04分ごろ、両舷主機を前進スローにかけて外防波堤を通過したところ、当直中の甲板員が煙突がパッと明るくなったのを認めた。
 機関長が、両舷主機を比較して右舷主機の排気温度がより高かったことから、右舷主機過給機入口排気管内で軽微なスートファイヤーが発生したと判断し、20時11分ごろ、両舷主機を停止して、ピストンが下死点位置にあった右舷主機の5番シリンダの始動弁を抜き出し、同シリンダ経由で排気管及び給気マニホルド内に持ち運び式炭酸ガス消火器7本分の炭酸ガスを噴き込んで消火した。
 本船は、20時20分ごろ、旅客に対し、入港は遅れるものの航行には支障ない旨を船内放送で連絡し、左舷主機での片舷運転で航行を再開したが、21時41分ごろ、煙突から白煙が発生するようになったことから、左舷主機も停止し、自力航行を断念した。
 本船は、23時08分ごろ、手配のタグボート2隻にえい航されて大桟橋に着岸し、23時35分ごろ、旅客全員が無事下船した。
原因  本インシデントは、本船が京浜港内を航行中、右舷主機排気管の過給機入口部に硬質カーボンが付着して排気流路を狭めていたため、更に未燃の燃料が付着して排気ガスの高温で発火したことにより発生した可能性があると考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。