JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 keibi2010-3
発生年月日 2009年09月19日
事故等種類 転覆
事故等名 漁船第22大宝丸転覆
発生場所 三重県四日市港第一航路内 四日市港東防波堤南灯台から真方位149°510m付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷 負傷
船舶種類 漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2010年03月26日
概要  本船は、船長及び乗組員1人が乗り組み、イベント関係者3人を乗せ、全員が救命胴衣を着用して、「第1回伊勢湾・三河湾浄化大作戦」と称するイベントに参加するため、操舵室の前に置かれたプラスチック製パレット板の上にEM液(有用微生物群)入りのポリエチレン製タンク2缶(1缶約1,000ℓ入り)を積んで、四日市市磯津漁港を出港した。
 EM液入りのポリエチレン製タンク2缶は、両舷に渡されたロープによって押さえられていた。
 本船は、四日市港内を北進して、同港の第一航路でEM液を放水するため、イベント関係者がEM液入りのポリエチレン製タンクを押さえていたロープを切断したとき、本船の右舷側を追い抜いた船舶の航走波を受け、EM液入りのポリエチレン製タンク2缶が左舷側に移動して船体が左舷側に傾き、平成21年9月19日13時30分ごろ、そのまま左舷側に転覆した。
 乗船者5人は、海上に投げ出され僚船に救助されたが、船長が海水を吸引し病院に搬送された。
 本船は、翌日クレーン船により引き起こされ、磯津漁港に係留された。
原因  本事故は、本船が、四日市港の第一航路を航行中、積載していたタンクの移動防止用のロープを外したため、他船の航走波を受けた際にタンクが左舷側に移動し、船体が傾いて転覆したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 負傷:1人
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。