JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 keibi2009-12
発生年月日 2009年06月27日
事故等種類 運航不能(航行設備故障)
事故等名 貨物船旭和丸運航不能(機関損傷)
発生場所 愛知県田原市赤羽根港東防波堤灯台から真方位139°6.6㎞付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 貨物船
総トン数 200~500t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2009年12月18日
概要  本船は、機関長ほか3人が乗り組み、平成21年6月27日14時00分、名古屋港を空船で、茨城県鹿島港に向けて出港した。18時00分ごろ、主機回転数を約710rpmとし、速力約10.5ノットで航行中、主機で異音が発生したことから、停止して点検したが、異常箇所の発見には至らず、18時30分ごろ、主機回転数を約410rpm、速力約7.0ノットに減速して航行を続けていたところ、19時10分ごろ、クラッチが突然離脱して主機が過回転に陥ったが、しばらく運転が続いて停止した。以後の予定を変更して名古屋港に戻ることとし、19時30分ごろ、主機を始動して航行を再開したものの、19時50分ごろ、主機が再び停止し、以後再始動できなくなった。
 本船は、自力航行を断念し、タグボートにえい航され、名古屋港に戻った。
 主機を開放点検したところ、ピストンとシリンダライナ焼付き等の損傷が判明した。
原因  本インシデントは、本船が赤羽根港沖を航行中、クラッチが突然離脱して主機が過回転状態となった際、ガバナと燃料噴射ポンプ間のリンク機構が一時的に固着したため、過回転のまま主機の運転が続けられ、ピストン等が焼き付いたことにより発生した可能性があると考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。