JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2024-8
発生年月日 2023年03月15日
事故等種類 衝突
事故等名 遊漁船新漁丸遊漁船Sea Bravo衝突
発生場所 福井県美浜町早瀬漁港北東方沖 早瀬港防波堤灯台から真方位035°450m付近
管轄部署 事務局
人の死傷
船舶種類 遊漁船:遊漁船
総トン数 5~20t未満:5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2024年08月29日
概要  遊漁船新漁丸は、釣り場に向けて北進中、また、遊漁船Sea Bravoは、遊漁を終えて南進中、両船が衝突した。
 新漁丸は、釣り客のうち1人が死亡し、1人が重傷を、1人が軽傷を負い、右舷船首部から操舵室右舷側にかけての圧壊等を生じ、また、Sea Bravoは、船首部及び右舷船底部に破口等を生じた。
原因  本事故は、夜間、早瀬漁港北東方沖において、A船が釣り場に向けて北進中、B船が遊漁を終えて南進中、船長Aが、携帯電話で同業者との会話に意識を向け、針路目標である左舷船首方の本件緑灯を見ながら航行を続け、正船首方の見張りを適切に行っておらず、また、船長Bが、早瀬漁港まで約1Mとなった地点で前路に他船を認めず、船首方に航行の支障となる船舶はいないと思い込み、船首浮上による死角が生じた状態で航行を続け、船首方の死角を補う見張りを適切に行っていなかったため、両船が互いの存在に気付かずに接近し、衝突したものと考えられる。
死傷者数 死亡:1人、負傷:2人
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。