JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2022-2
発生年月日 2020年09月15日
事故等種類 衝突
事故等名 漁業実習船福島丸プレジャーボート大宝丸衝突
発生場所 福島県いわき市小名浜港南方沖  小名浜港沖防波堤西灯台から真方位180°1.92海里 付近
管轄部署 仙台事務所
人の死傷
船舶種類 公用船:プレジャーボート
総トン数 500~1600t未満:5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2022年02月17日
概要  漁業実習船福島丸は、船長及び航海士ほか19人が乗り組み、福島県いわき市小名浜港に向けて北進中、また、プレジャーボート大宝丸は、船長1人が乗り組み、茨城県北茨城市平潟漁港に向けて南南西進中、令和2年9月15日09時05分ごろ、小名浜港南方沖において両船が衝突した。
 福島丸は、右舷側外板に擦過傷を生じ、また、大宝丸は、船首部外板に破口を生じた。
原因  本事故は、小名浜港南方沖において、福島丸が小名浜港に向けて北進中、大宝丸が平潟漁港に向けて南南西進中、両船が互いに接近した際、福島丸の航海士が、気付かずに福島丸を少しずつ右転させた後、右転に気付いて左転しながら航行を続け、また、大宝丸の船長が右舷方の目標を注視しながら南南西方に向けて航行を続けたため、両船が衝突したことにより発生したものと推定される。
 福島丸の航海士が、気付かずに福島丸を少しずつ右転させたのは、右舷船首方から接近する大宝丸の動静に気をとられたことによるものと考えられる。
 大宝丸の船長が、右舷方の目標に注視して航行を続けたのは、ふだんは小名浜港南方沖に来ることがなく、船首方に顕著な目標がなかったので、湯ノ岳を右舷側に見て航行すれば、いずれ平潟漁港の付近に到達すると思ったことによるものと考えられる。
 また、福島丸が船橋当直において、自動操舵を解除しても航海士が手動で操舵を行う体制としていたことは、本事故の発生に関与した可能性があると考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。