JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 keibi2009-11
発生年月日 2008年08月01日
事故等種類 衝突(単)
事故等名 遊覧筏おくとろ(平成8)6号衝突(岩場)
発生場所 和歌山県北山村西の峯1,123.1m三角点から真方位157.5°2.8㎞付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷 負傷
船舶種類 旅客船
総トン数 その他
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2009年11月27日
概要  本船は、長さ約5mの杉の丸太材8本で組まれた筏(以下「床(とこ)」という。)を7つ連結した全長29.60mの非自航の筏列(以下「一(ひと)乗(の)り」という。)である。(以下、先頭の床から順に「1~7番床」という。)
 本船は、救命胴衣未着用の3人の筏師ほか、乗客用設備を有する3~6番床に救命胴衣を着用させた15人の乗客を乗せ、平成20年8月1日13時10分ごろ、和歌山県北山川のオトノリを小松に向け出発した。
 本船は、いつもどおり焼山の瀬左岸にある干出岩(以下「本件干出岩」という。)の近くを右に曲がり、少し左岸側に寄せられて流されたとき、1番及び2番床左側が本件干出岩に乗り揚げて右側に傾いたため、1番床に乗っていた筏師が落水した。
 13時30分ごろ、本船は、北山村西の峯1,123.1m三角点から真方位157.5°2.8㎞付近で3番床の前部が沈んだとき、本件干出岩から約50㎝川中央寄りの水面下約25㎝にある岩に3番床の前部左側下部が衝突して止まったが、3番床の先頭に乗っていた乗客1人が衝突の衝撃で転倒したほか、乗客8人が手摺りなどに接触した。
 2番床に乗っていた筏師は、本船が岩から離れて流れ出してから、すぐに体勢を立て直し、落水して下流の岩にいた筏師を乗せ、衝突場所から約100~200m下流で本船を右側の岸に着けた。
 本船に後続していた一乗りの筏師が、北山村観光センターに事故の報告をした。
 筏師3人は、乗客の応急手当をしたのち、上滝下流の右岸に本船を係止し、負傷した乗客9人を救急車と北山村観光センターが手配した車に移乗させ、三重県熊野市内診療所で治療を受けさせた。
原因  本事故は、本船が、北山川において川下り中、焼山の瀬付近を通過する際、いつもより左岸側に流され2番床が本件干出岩に乗り揚げて、3番床前部が沈んだため、3番床が水中の岩に衝突したことにより発生した可能性があると考えられる。
死傷者数 負傷:9人
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。