JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 keibi2009-10
発生年月日 2009年06月01日
事故等種類 運航阻害
事故等名 旅客船マルベージャ1運航阻害
発生場所 長崎県長崎市 肥前端島灯台から真方位070°1,250m付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷
船舶種類 旅客船
総トン数 20~100t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2009年10月30日
概要  本船は、平成21年6月1日13時40分ごろ、軍艦島上陸クルーズのため長崎港大波止桟橋を出港し、軍艦島(端島)向け南進中、同日14時40分ごろ、中ノ島付近を航行中、突然、主機関の回転数が1,300rpmより1,200rpmに低下するとともに、排気管より白煙が発生したため、直ちに主機関回転数を微速前進の600rpmに減速し、停止したが、軍艦島まで5~10分程度の地点であったため微速前進で航行して同日14時50分ごろ、軍艦島ドルフィン桟橋に着桟した。
 その後、乗組員で船体、機関各部及び排気管の点検を実施したところ、燃料噴射ポンプに異状があるものと認め、主機関製造メーカ-の技師から機関故障に関する整備指導を受け、指示に従い燃料噴射ポンプを復旧し、試運転を行ったところ、正常運転に戻ったため、乗客上陸見学後、乗客全員の乗船を確認して、16時00分ごろ、同桟橋を離桟した。途中無事航海し、16時30分ごろ、大中瀬戸付近を航行中、同種故障が再発したため、直ちに主機関回転数を微速前進の600rpmに落として進行し、17時40分ごろ、長崎港大波止桟橋に無事着桟した。
原因  本インシデントは、本船が軍艦島に向けて航行中、船首側主機燃料噴射ポンプのたわみ板固定ボルトが、経年使用による老朽劣化により脱落したため、片側6気筒の燃料噴射時期が調整できなくなったことにより発生した可能性があると考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。