JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2020-10
発生年月日 2019年11月14日
事故等種類 衝突
事故等名 (1件目の事故) 油タンカー第三若島丸液体化学薬品ばら積船萬栄油タンカー誠徳丸衝突 (2件目の事故) 液体化学薬品ばら積み船萬栄二硫化炭素運搬船新日硫丸衝突
発生場所 大分県大分市大分港住吉泊地 (1件目の事故) 大分港住吉東防波堤灯台から真方位122°800m付近 (2件目の事故) 大分港住吉東防波堤灯台から真方位113°790m付近
管轄部署 門司事務所
人の死傷
船舶種類 タンカー:タンカー:タンカー:貨物船
総トン数 200~500t未満:200~500t未満:200~500t未満:100~200t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2020年11月26日
概要 (1件目の事故)
 液体化学薬品ばら積み船萬栄は、離岸操船中、係留中の油タンカー第三若島丸及び油タンカー誠徳丸に衝突した。
 第三若島丸は球状船首部に擦過傷を、萬栄は左舷船首部外板に凹損等を、誠徳丸は船首部ハンドレールに曲損を生じた。
(2件目の事故)
 液体化学薬品ばら積み船萬栄は、離岸操船中、離岸作業中の二硫化炭素運搬船新日硫丸と衝突した。
 萬栄は左舷船尾部外板に擦過傷を、新日硫丸は左舷船首部ハンドレール等に曲損を生じた。
原因 (1件目の事故)
 本事故は、B船が、大分港住吉泊地において、強風注意報が発表され、約15~20m/sの西北西の風が吹く状況下、船長Bが、左舷錨を用いた離岸作業及び離岸操船に支障がないと思い、B船を軽喫水の状態で離岸させたため、揚錨後に操船が困難な状態になり、急に左転して係留中のC船の船首付近に急接近し、主機を全速力後進としたものの、C船に衝突し、更に東方に圧流されて係留中のA船に衝突したものと考えられる。
(2件目の事故)
 本事故は、B船が、大分港住吉泊地において、強風注意報が発表され、約12~13m/sの西北西風が吹く状況下、B船がC船及びA船と衝突後に後進し、船長Bが、前進しながら錨鎖を巻き上げていたD船に気付いて主機を中立運転とした際、D船がそのまま前進すれば衝突することはないと思い、漂泊を続け、また、船長Dが、船長Bから後進を要請されたと思い、錨鎖を巻き出して後進したため、圧流されていたB船がD船に衝突したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。