JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2021-2
発生年月日 2019年11月16日
事故等種類 死傷等
事故等名 貨物船ORANGE PHOENIX乗組員死亡
発生場所 和歌山県和歌山下津港 和歌山北港西防波堤灯台から真方位252°1.6海里付近
管轄部署 事務局
人の死傷 死亡
船舶種類 貨物船
総トン数 30000t以上
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2021年02月18日
概要  貨物船ORANGE PHOENIXは、船長ほか20人が乗り組み、和歌山県和歌山下津港で錨泊中、乗組員が船体放棄操練において救命艇の揚収作業を行っていた際、航海士が救命艇から甲板上に転落して死亡した。
原因  本事故は、本船が和歌山下津港で錨泊して船体放棄操練において救命艇を揚収作業中、航海士Bが安全ベルトを着用していない状態で救命艇の船尾にある出入口部に屈んだ姿勢となって写真撮影を行っており、また、離脱装置のフックがボートダビットのリングから開放されて救命艇がガイドレールに沿って下方に移動したため、バランスを崩した航海士Bが甲板上に転落したことにより発生したものと考えられる。
 離脱装置のフックは、ロックピースが適正な場所に掛かっていなかった可能性があることから、ボートダビットのリングから開放されたものと考えられる。
死傷者数 死亡:航海士
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。