報告書番号 | MA2016-8 |
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発生年月日 | 2014年12月26日 |
事故等種類 | 沈没 |
事故等名 | 貨物船MING GUANG沈没 |
発生場所 | 青森県鰺ヶ沢町鰺ヶ沢港北西方沖 鰺ヶ沢港北防波堤灯台から真方位318°8.3海里付近 |
管轄部署 | 事務局 |
人の死傷 | 死亡:負傷 |
船舶種類 | 貨物船 |
総トン数 | 1600~3000t未満 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2016年08月25日 |
概要 | 貨物船MING GUANGは、船長ほか9人が乗り組み、大韓民国光陽港に向けて西南西進中、船内に浸水し、平成26年12月26日06時05分ごろ、青森県鰺ヶ沢町鰺ヶ沢港北西方沖において沈没した。 乗組員10人は、全員救助されたが、3人が死亡した。 |
原因 | 本事故は、夜間、本船が、津軽海峡西方沖において、右舷船首方から波を受けて航行中、波の打ち込みにより上甲板上の破口等から船体右舷側のCO₂ルーム、バラストタンク等に浸水したため、右舷傾斜が生じて上甲板の右舷側が没水した状態になったことによりハッチカバー、出入口等から船体内部への浸水量が増加するとともに、風浪を受けて復原力を喪失して横転し、更に浸水量が増加して沈没したことにより発生したものと考えられる。 本船が波の打ち込みにより上甲板上の破口等から船体右舷側のCO₂ルーム、バラストタンク等に浸水したのは、上甲板上のハッチカバー、出入口等の風雨密が保持されていなかったことによるものと考えられる。 本船が上甲板上のハッチカバー、出入口等の風雨密が保持されていなかったのは、本船乗組員が、定期的に上甲板上の破口等の点検を行うなど風雨密保持の確認を行っていなかったことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | 死亡:一等航海士、二等航海士及び甲板手、負傷:甲板手 |
勧告・意見 | 安全勧告 |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 | 関係団体等への周知協力依頼 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。