JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2015-7
発生年月日 2014年03月02日
事故等種類 火災
事故等名 漁船第八海星丸火災
発生場所 不明(高知県室戸岬灯台から真方位178°230海里付近(概位 北緯29°25.9′ 東経134°17.2′))
管轄部署 事務局
人の死傷 死亡:負傷
船舶種類 漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年06月25日
概要  漁船第八海星丸は、船長及び機関長ほか5人が乗り組み、室戸岬南方沖において、平成26年3月2日02時00分ごろ~05時00分ごろの間に機関室内で火災が発生した。
 第八海星丸は、10時45分ごろ海上保安庁の航空機により、炎上しながら漂流している状態で発見された。
 乗組員は、翌3日、捜索中の僚船により4人が発見、救助されたが、船長及び機関長を含む3人は意識がなく、後に死亡が確認され、1人が負傷し、また、他の乗組員3人が行方不明となった。
 第八海星丸の船体は、捜索されたものの発見されなかった。
原因  本事故は、本船が、夜間、室戸岬南方沖を次の漁場に向けて航行中、機関室から出火したため、船体に延焼したことにより発生したものと考えられるが、船長及び機関長が死亡したこと並びに船体が発見されなかったことから、出火に至った経過を明らかにすることはできなかった。
死傷者数 死亡:6人(船長、機関長、甲板員3人及び機関員1人)、負傷:1人(甲板員)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考 関係団体等への周知協力依頼
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。