報告書番号 | MA2014-3 |
---|---|
発生年月日 | 2013年09月22日 |
事故等種類 | 衝突(単) |
事故等名 | 遊漁船第七佐藤丸衝突(岩場) |
発生場所 | 福井県小浜市矢代湾沖の岩場 小浜市所在の田烏港明神鼻灯台から真方位313°3.2海里付近 |
管轄部署 | 事務局 |
人の死傷 | 負傷 |
船舶種類 | 遊漁船 |
総トン数 | 5~20t未満 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2014年03月28日 |
概要 | 遊漁船第七佐藤丸は、船長が1人で乗り組み、釣り客6人を乗せ、福井県小浜市内外海漁港の犬熊地区を出港し、小浜市矢代湾沖を航行中、平成25年9月22日(日)00時25分ごろ同湾沖の岩場(沖ノ石)に衝突した。 第七佐藤丸は、釣り客6人及び船長が負傷し、船首部を大破した。 |
原因 | 本事故は、夜間、A船が、矢代湾沖において、常用コースを外れて北西進中、船長Aが、見張りを適切に行えない状況であったため、本件岩場に向けて航行していることに気付かず、本件岩場に衝突したことにより発生したものと考えられる。 船長Aが、見張りを適切に行えない状況であったのは、船首作業灯を点灯しており、船首方の視野内の一部に高輝度の明かりが存在することとなり、同作業灯の明かりによってグレアによる見え方の減退を生じて船首方が視認しにくい状況となっていたこと、及び半夜便の釣果が悪かったので、漁場や釣り方の心配等をしており、レーダー及びGPSプロッターの画面を見る回数が減少するとともに、レーダー及びGPSプロッターを港内レンジから港外レンジへ切り換えることを失念したことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | 負傷:7人(釣り客6人及び船長) |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。