報告書番号 | MA2015-3 |
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発生年月日 | 2013年06月23日 |
事故等種類 | 衝突 |
事故等名 | 自動車運搬船NOCC OCEANIC漁船第七勇仁丸衝突 |
発生場所 | 宮城県石巻市金華山南東方沖 金華山灯台から真方位132°161海里付近 |
管轄部署 | 事務局 |
人の死傷 | 行方不明 |
船舶種類 | 貨物船:漁船 |
総トン数 | 30000t以上:5~20t未満 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2015年02月26日 |
概要 | 自動車運搬船NOCC OCEANICは、船長ほか21人が乗り組み、京浜港を出港し、パナマ共和国バルボア港に向けて東北東進中、また、漁船第七勇仁丸は、船長ほか8人が乗り組み、宮城県仙台塩釜港を出港し、漁場に向けて南東進中、平成25年6月23日09時44分ごろ、宮城県石巻市金華山南東方沖において、両船が衝突した。 第七勇仁丸は、船長が行方不明になり、船体が中央部で前後に分断し、NOCC OCEANICは、両舷船首部の外板に擦過傷を生じたが、死傷者はいなかった。 |
原因 | 本事故は、金華山南東方沖において、A船が東北東進中、B船が南東進中、しゅう雨によって視界制限状態となり、三航士A及び甲板員Bが、相手船に気付かなかったため、針路及び速力を保持して航行していたところ、A船の船首部とB船の右舷中央部とが衝突したことにより発生したものと考えられる。 三航士Aが、相手船(B船)に気付かなかったのは、降雨の影響を受けたNo.2レーダーの画面にB船の映像が映っていなかったことによるものと考えられる。 甲板員Bが、相手船(A船)に気付かなかったのは、見張り室で壁面による死角が生じた状態で目視によって見張りを行っており、A船が壁面による死角となる右舷船首約83°から接近していたことによる可能性があると考えられる。 両船が、視界制限状態における音響信号を行っていなかったことは、本事故の発生に関与した可能性があると考えられる。 |
死傷者数 | 行方不明:1人(第七勇仁丸船長) |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。