
| 報告書番号 | MA2014-3 | 
|---|---|
| 発生年月日 | 2013年05月27日 | 
| 事故等種類 | 転覆 | 
| 事故等名 | 押船38三協丸転覆 | 
| 発生場所 | 兵庫県洲本市生石鼻東方沖 生石鼻灯台から真方位115°1.7km付近 | 
| 管轄部署 | 事務局 | 
| 人の死傷 | 死亡 | 
| 船舶種類 | 引船・押船 | 
| 総トン数 | 5~20t未満 | 
| 報告書(PDF) | 公表 | 
| 公表年月日 | 2014年03月28日 | 
| 概要 | 押船38三協丸は、船長ほか甲板員2人が乗り組み、徳島県徳島小松島港から阪神港大阪区に向けて航行中、平成25年5月27日14時50分ごろ、兵庫県洲本市生石鼻東方沖において、転覆した。 38三協丸は、甲板員2人が死亡し、引船により、和歌山県和歌山下津港に向けて被えい航中、沈没した。 | 
| 原因 | 本事故は、徳島・鳴門地域に強風、波浪注意報及び瀬戸内海に海上風警報が発表されている状況下、本船が、淡路島生石鼻東方において、阪神港大阪区に向けて約9knの速力で波高約2~3m、波周期約5秒の波を右舷側から受けて単独で航行中、4.7°以上の舵角となる右舵を取ったため、ブルワーク上端が没水する角度を超える左舷側への傾斜が生じて復原しにくい状況となり、更に波浪を受け、左舷側へ転覆したことにより発生した可能性があると考えられる。 | 
| 死傷者数 | 死亡:2人(甲板員) | 
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 | 
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。