
| 報告書番号 | MA2014-8 | 
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年05月15日 | 
| 事故等種類 | 死傷等 | 
| 事故等名 | 旅客フェリーおおさど丸旅客死亡 | 
| 発生場所 | 新潟県新潟市新潟港の万代島ふ頭岸壁付近 新潟市所在の柳都大橋橋梁灯(L1灯)から真方位030°960m付近 | 
| 管轄部署 | 事務局 | 
| 人の死傷 | 死亡 | 
| 船舶種類 | 旅客船 | 
| 総トン数 | 5000~10000t未満 | 
| 報告書(PDF) | 公表 | 
| 公表年月日 | 2014年08月29日 | 
| 概要 | 旅客フェリーおおさど丸は、船長ほか24人が乗り組み、新潟港万代島ふ頭に着岸して車両の陸揚げ作業中、平成24年5月15日(火)22時03分ごろ、車両甲板中央部の右舷側において、旅客が車両に轢かれて死亡した。 | 
| 原因 |  本事故は、本船が新潟港万代島ふ頭に着岸して車両の陸揚げ作業中、アルツハイマー型認知症の疑いのある旅客Aが、車両甲板に立ち入り、本件車両の下方に入っていたため、本件車両に轢かれたことにより発生したものと考えられる。 A社が、単独での乗船が船舶の安全運航を損ねる者の輸送に関する対応要領(監視員の配置、付添人の要求等)及び車両の陸揚げ作業時における車両下方の点検要領を定めていなかったことは、本事故の発生に関与した可能性があると考えられる。  | 
                        
| 死傷者数 | 死亡:1人(旅客) | 
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 | 
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。