報告書番号 | MA2011-9 |
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発生年月日 | 2009年11月28日 |
事故等種類 | 沈没 |
事故等名 | 遊漁船しぶさき10号沈没 |
発生場所 | 長野県諏訪市諏訪湖東岸沖 諏訪市七ツ釜三角点から真方位231°460m付近 |
管轄部署 | 事務局 |
人の死傷 | 負傷 |
船舶種類 | 遊漁船 |
総トン数 | 5t未満 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2011年09月30日 |
概要 | 遊漁船しぶさき10号は、諏訪湖東岸の初島沖において、船長が1人で乗り組み、釣り客12人及び船長の家族の児童1人を乗せてワカサギ釣りの筏に向けて西南西進中、船底外板を開口して設けていた釣り穴の筒の上端などから浸水し、平成21年11月28日(土)11時35分ごろ沈没した。 乗船者は、全員が付近を航行中の遊覧船等に救助されたが、釣り客3人が打撲傷を負った。 |
原因 | 本事故は、本船が、諏訪湖東岸の初島沖において、右舷船首に風と波を受けながら西南西進中、船底外板を開口して釣り穴を設けた改造に係る検査を受検せずに運航されていたため、本件釣り穴の筒の上端から浸水するとともに、船内に波が打ち込んでビルジが増加し、浮力を失って沈没したことにより発生したものと考えられる。 本船が、船底外板を開口して釣り穴を設けた改造に係る検査を受検せずに運航されていたのは、株式会社しぶさきが、釣り客の輸送等を行う事業者としての安全に対する意識が低かったことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | 負傷:3人(釣り客) |
勧告・意見 | 勧告 |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。