報告書番号 | MA2011-7 |
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発生年月日 | 2009年11月16日 |
事故等種類 | 死傷等 |
事故等名 | ダイビング船スタイル乗船者死亡 |
発生場所 | 沖縄県座間味(ざまみ)村安護(あご)の浦港 座間味村牛ノ島灯台から真方位290°1,100m付近 |
管轄部署 | 事務局 |
人の死傷 | 死亡 |
船舶種類 | 旅客船 |
総トン数 | 5~20t未満 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2011年07月29日 |
概要 | ダイビング船スタイルは、船長ほかインストラクター5人及びダイビング客7人が乗船し、安護の浦港のダイビングポイントで錨泊作業中、平成21年11月16日(月)10時45分ごろ、錨を海底に固定するために左舷船尾から海中に飛び込んだインストラクター1人が、回転中のプロペラ翼に接触した。 同インストラクターは、左腕が切断されて病院に搬送されたが、死亡が確認された。 |
原因 | 本事故は、本船が、安護の浦港の第2ポイントで錨泊作業中、船長が両舷の機関のクラッチレバーを中立にするのを忘れたため、本船が後進している中、インストラクターAが錨を海底に固定しようとして左舷船尾から海中に飛び込んだところ、回転中のプロペラ翼に左上肢が切断されるなどにより発生したものと考えられる。 船長が、両舷の機関のクラッチレバーを中立にするのを忘れたのは、左舷船尾の錨の固定場所を考えることに意識を集中していたことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | 死亡:1人(乗船者) |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。