JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2010-10
発生年月日 2009年07月24日
事故等種類 乗揚
事故等名 旅客船DANS PENTA 1乗揚
発生場所 沖縄県竹富島北西方沖 石垣市琉球観音埼灯台から真方位254°2.8海里付近
管轄部署 事務局
人の死傷
船舶種類 旅客船
総トン数 20~100t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2010年10月29日
概要  旅客船 DANS PENTA(ダーンス ペンタ) 1は、船長ほか4人が乗り組み、沖縄県石垣島西方沖を南進中、平成21年7月24日16時50分ごろ、竹富島北西方の浅礁に乗り揚げた。
 DANS PENTA 1は、左舷船尾船底に破口等を生じて浸水したが、死傷者はいなかった。
原因  本事故は、本船が石垣島西方沖を南進中、船長が、クントマリ埼を観音埼と誤認したため、竹富島北西方のさんご礁海域に向かって航行していることに気付かず、浅礁に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
 船長が、クントマリ埼を観音埼と誤認したのは、御神埼北北西方沖で変針した以後の石垣港入港までの変針点や針路(具体的な磁針路)を計画していなかったこと、並びに海図、レーダー及びGPSプロッターを見ることなく、地形のみを見て操船していたことが関与したことによるものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。