JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 keibi2010-5
発生年月日 2009年10月08日
事故等種類 沈没
事故等名 警備艇はやま沈没
発生場所 神奈川県葉山町葉山港(新港) 葉山港A防波堤灯台から真方位145°180m付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 公用船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2010年05月28日
概要  本船は、平成21年10月6日、台風第18号の接近に備え、葉山港(新港)の南部に設置された櫛形のポンツーンに船首を東方に向けて入船着けとした。
船長は、フォアラインとして直径24~32㎜のロープ5本を前方のコンクリート製護岸及びポンツーンに、アフトラインとして直径25~30㎜のロープ5本を右舷後方のA防波堤及び後方の海底に這わせてあるアンカーチェーンに、ブレストラインとして直径24~32㎜のロープ4本を左方のポンツーンに、スプリングラインとして直径24~32㎜のロープ6本を左方のポンツーンにそれぞれ繋いだうえ、全ての開口部を閉鎖した状態で本船を係留した。
 船長は、翌日さらに各ラインを1本ずつ増し取りした。
港湾管理事務所の職員は、10月8日11時00分ごろ本船の沈没に気付いた。
原因  本事故は、本船が台風接近に備えて葉山港(新港)内で係留中、波浪が防波堤を越える状況となり、船体が移動したため、ポンツーンなどに衝突して外板に破口を生じて船内に海水が流入し、浮力を失って沈没したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。