報告書番号 | keibi2025-5 |
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発生年月日 | 2023年12月02日 |
事故等種類 | 衝突(単) |
事故等名 | 貨物船盛昭丸衝突(岸壁) |
発生場所 | 岡山県倉敷市水島港 水島港玉島防波堤灯台から真方位084°2.1海里付近 |
管轄部署 | 広島事務所 |
人の死傷 | |
船舶種類 | 貨物船 |
総トン数 | 200~500t未満 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2025年05月29日 |
概要 | 貨物船盛昭丸は、離岸作業中、岸壁に衝突した。 |
原因 | 本事故は、本船が、離岸作業中、船長が、主機を前進とした後主機操縦装置のレバーを中立としたが、クラッチが中立にならなかったため、左舷船首部の係船索に引かれて左転しながら前進し、左舷船首部と岸壁とが衝突し、その後、後進中もクラッチが中立にならず左舷船尾部が岸壁に衝突したものと考えられる。 本船は、クラッチ関係の整備に関する記録がなく、主機操縦装置の前後進切替用制御弁等の気密性が悪い状態の下、船舶所有者が、同制御弁等の経年劣化により損耗して気密性が悪い状態であったことを把握せず、クラッチ関係の整備を行わなかったので、クラッチが中立にならなかったものと考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。