JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2025-3
発生年月日 2024年07月28日
事故等種類 衝突(単)
事故等名 遊漁船第二愛丸衝突(消波ブロック)
発生場所 境港(鳥取県境港市(港湾区域が一部島根県松江市にまたがる))所在の境港第2防波堤 境港第2防波堤北灯台から真方位202°1.4海里付近
管轄部署 事務局
人の死傷 負傷
船舶種類 遊漁船
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2025年03月27日
概要  遊漁船第二愛丸は、遊漁を終え境港に向けて西南西進中、消波ブロックに衝突した。
 第二愛丸は、釣り客2人が重傷を、船長及び釣り客8人が軽傷を負い、左舷船首部に破口を生じ、また、消波ブロックは、擦過傷を生じた。
原因  本事故は、本船が、本件係留場所に向けて自動操舵により約15knの速力で西南西進中、船長が、途中で眠気を感じるようになり、眠気を覚まそうとしていたものの、椅子に腰を掛けたままの姿勢で操船を続け、居眠りしたため、本件消波ブロックに衝突したものと考えられる。
 船長は、本事故当時、疲労の蓄積、睡眠不足及び睡眠の質が低下した状況にあったことが複合的に関与し、居眠りした可能性があると考えられる。
 釣り客は、ほぼ全員が眠っており、衝突の衝撃に備えることができなかったことから、負傷したものと推定される。
死傷者数 負傷:船長及び釣り客10人
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。