JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2023-1
発生年月日 2022年08月23日
事故等種類 火災
事故等名 漁船第一寿々丸火災
発生場所 沖縄県国頭村安田漁港浮き桟橋 瀬嵩埼灯台から真方位208°1,018m付近
管轄部署 那覇事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2023年01月19日
概要  漁船第一寿々丸は、無人で沖縄県国頭村安田漁港浮き桟橋に係留中、令和4年8月23日18時15分ごろ出火して火災が発生した。
 第一寿々丸は、船体の中央部から船尾部の上甲板等に焼損を生じたが、死傷者はいなかった。
原因  本事故は、本船が、暴露甲板の釣機の電気配線が約10年間点検されておらず、そでいか漁用の左舷船尾の釣機(以下「本件釣機」という。)1基の電気配線(以下「本件電気配線」という。)が被覆の劣化により絶縁劣化を起こしていた状態において、まぐろ漁の後、本件釣機に電源が供給されたまま無人の状態で本件桟橋に係留中、本件電気配線の被覆が劣化及び破損した箇所等に導通が生じたため、付着していた緑青が高熱を発して被覆が燃え、本件電気配線が本件絶縁劣化箇所で短絡して短絡電流が流れ、また、本件MCCBが短絡電流により、接続配線が過熱して被覆が燃えるとともに、作動して断となり、内部でアークが発生してアークガスを放出し、異極の接点間でも短絡が生じて短絡電流が流れ、前者は上甲板船尾舷側を過熱し、船尾部にあった漁具等に、後者は操舵室内の可燃物にそれぞれ引火して、火炎が上甲板船尾舷側及び操舵室右舷側壁面に燃え移り、船体に延焼したことにより発生した可能性があると考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。