報告書番号 | MA2020-5 |
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発生年月日 | 2019年01月17日 |
事故等種類 | 死傷等 |
事故等名 | 貨物船ISHIZUCHI作業員死亡 |
発生場所 | 愛媛県新居浜市新居浜港の住友化学の岸壁 新居浜港東防波堤灯台から真方位059°668m付近 |
管轄部署 | 事務局 |
人の死傷 | 死亡 |
船舶種類 | 貨物船 |
総トン数 | 30000t以上 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2020年06月25日 |
概要 | 貨物船ISHIZUCHIは、新居浜港において石炭の揚げ荷役作業中、平成31年1月17日03時39分ごろ作業員が船倉内でブルドーザーにひかれて死亡した。 |
原因 | 本事故は、夜間、本船が新居浜港において、A社の作業員が第5船倉で石炭の揚げ荷役中、本件作業員がブルドーザーAの後方におり、運転者Aが後方に誰もいないと思いブルドーザーAを後進させていたため、本件作業員がブルドーザーAにひかれたことにより発生したものと考えられる。 運転者Aが後方に誰もいないと思いブルドーザーAを後進させていたのは、本件作業員及びデッキマンAからの合図がなかったことによるものと考えられる。 デッキマンAが、ブルドーザーAとグラブバケットとの接触に注意を向けており、本件作業員とブルドーザーAの位置関係に気付いていなかったこと、また、A社における船倉内作業が、落とし子の位置及び動静に応じてブルドーザーを直ちに停止させることができる体制になっていなかったことは、本事故の発生に関与したものと考えられる。 |
死傷者数 | 死亡:作業員 |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。