報告書番号 | RI2024-2-1 |
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発生年月日 | 2023年12月12日 |
区分 | 軌道 |
発生場所 | 山鼻線 中島公園通停留場~山鼻9条停留場間(複線)[北海道札幌市](すすきの停留場起点1k424m付近) |
事業者区分 | 公営 |
事業者名 | 一般財団法人札幌市交通事業振興公社 (法人番号 1430005010801) |
事故等種類 | 本線逸走 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 北海道 |
報告書(PDF) | 公表/説明資料 |
公表年月日 | 2024年09月26日 |
概要 | 一般財団法人札幌市交通事業振興公社の山鼻線中央図書館前停留場発内回り循環1両編成の第252号車の運転士は、令和5年12月12日(火)、中島公園通停留場において、停車中の同車両から降車して、同停留場に設置されている連絡電話を使用していたところ、同車両が山鼻9条停留場方向へ動いていることを認めたため、同車両へ駆け寄って乗り込み、ブレーキを使用して同車両を中島公園通停留場から約31mのところで停止させた。 同車両には乗客21名が乗車していたが、負傷者はいなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、中島公園通停留場において、停留場の連絡電話を使用するために運転士が降車している状況で、車両のブレーキが緩んだため、停車中の車両が乗客を乗せたまま、下り勾配である山鼻9条停留場方向へ逸走したものと推定される。 車両のブレーキが緩んだことについては、ブレーキハンドルが「重なり」位置から「緩ゆるめ」位置となったため、車両のブレーキシリンダー圧力が徐々に減圧したことによるものと推定される。 ブレーキハンドルが「重なり」位置から「緩ゆるめ」位置となったことについては、運転士が着ていた外とうがブレーキハンドルと接触したことによるものと推定され、運転士は外とうを着て厚着であったため、接触した感覚が鈍くなっており、ブレーキハンドルとの接触に気付かなかったものと考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |