報告書番号 | RA2017-4-2 |
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発生年月日 | 2016年07月14日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 芸備線 西三次駅~志和地駅間(単線)[広島県三次市] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 西日本旅客鉄道株式会社 (法人番号 1120001059675) |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 広島県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2017年06月29日 |
概要 | 西日本旅客鉄道株式会社の芸備線三次駅発広島駅行き4両編成の下り第1851D列車は、平成28年7月14日(木)、西三次駅を定刻(5時34分)に出発した。 列車の運転士は、速度約70km/hで力行運転中、青河トンネル出口付近で前方の線路内を支障している土砂があるのを認めたため、非常ブレーキを使用したが、列車は岩塊の混じった土砂に乗り上げて停止した。 確認したところ、1両目(以下、車両は前から数え、前後左右は列車の進行方向を基準とする。)の前台車第2軸及び後台車第2軸が右側に脱線していた。 列車には、乗客24名、乗務員2名(運転士1名、車掌1名)及び施設管理係1名が乗車していたが、負傷者はいなかった。 |
原因 | 本事故は、線路左側の縦下水上部の斜面の沢から流れた水に運搬された土砂が縦下水を越流したため、線路内に流入した岩塊の混じった土砂に列車が衝突して乗り上げたことにより脱線したものと推定される。 土砂が縦下水を越流したことについては、事故発生場所周辺にもたらされた局地的な大雨による雨水が沢を流下した際、沢の下流の渓床堆積物が浸食されて土砂となり、縦下水上部まで運搬され、縦下水の吞み口を閉塞したことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |