
| 報告書番号 | RA2015-1-2 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2013年02月13日 |
| 区分 | 鉄道 |
| 発生場所 | 京王線 武蔵野台駅構内[東京都府中市] |
| 事業者区分 | 大手民鉄 |
| 事業者名 | 京王電鉄株式会社 |
| 事故等種類 | 鉄道人身障害事故 |
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | 死亡 |
| 都道府県 | 東京都 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2015年01月29日 |
| 概要 | 京王電鉄株式会社の高尾線高尾山口駅発京王線新宿駅行き10両編成の上り準特急第3132列車は、平成25年2月13日(水)、通過駅である武蔵野台駅のプラットホーム終端部付近を走行中、列車の運転士は前方すぐの線路左脇(前後左右は同列車の進行方向を基準とする。)から作業者1名が上り線路に立ち入るのを認めて非常制動をとったが間に合わず、列車は同作業者と衝突し、同作業者は死亡した。 |
| 原因 | 本事故は、請負作業に従事していた下請会社の作業者が列車と列車との運行の間合いで線路作業中、列車の接近後も作業を継続し、建築限界外の線路脇の作業場所から線路内に立ち入ったため、対向方向から進入してきた別の列車と衝突したものと推定される。 同作業者のそうした行動は、待避中における作業の中断等触車事故防止のための基本動作が十分身に付いていなかったためであると推定される。 また、当時、作業の現場では、列車の接近に対して同作業者が線路左脇に1人で居る状態となっていたことから、同作業者の線路への接近、立入りを制することも できなかったものと考えられる。こうした状況が生じた背景には、作業の安全に係る管理・監督が作業の現場全体に十分に行き届いていなかったことが関与したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | 死亡:1名(鉄道係員(作業者)) |
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |