JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 RA2013-7-1
発生年月日 2012年07月24日
区分 鉄道
発生場所 東海道線 東静岡駅構内 [静岡県静岡市]
事業者区分 JR
事業者 東海旅客鉄道株式会社
事故等種類 鉄道人身障害事故
都道府県 静岡県
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年08月30日
概要  東海旅客鉄道株式会社の身延線甲府駅発東海道線静岡駅行き3両編成の下り特急第4006M列車(ワイドビューふじかわ6号)は、平成24年7月24日(火)、清水駅を定刻(12時52分)に出発した。
 列車の運転士は、通過駅である東静岡駅ホーム進入時、速度約92km/hで惰行運転中、同駅構内下り線路の右レール(前後左右は列車の進行方向を基準とする。)とホームの間を静岡駅方面に向かい、列車に背を向けて歩いている中継見張員を認めたため、気笛吹鳴と同時に常用ブレーキを使用した。しかし、中継見張員が線路外に避難しないため、非常ブレーキを使用したが間に合わず、列車は中継見張員と接触し、中継見張員は死亡した。
 列車は、1両目(車両は前から数えることを基準とする。)の右側面に軽微な損傷が見られた。
 列車には、乗客29名、運転士1名及び車掌1名が乗車していたが、死傷者はいなかった。
原因  本事故は、隣接する静岡駅で実施される工事の中継見張員が、列車見張り位置である東静岡駅ホーム上の静岡駅方終端付近に向かう際に、同駅下り線路内に立ち入り、列車に背を向けてホームに沿って線路内を歩いていたため、列車の接近に気付くのが遅れ、気付いた後もすぐに線路外に避難せずにホーム終端方向に避難しようとしたことにより、列車に接触したものと考えられる。
 このとき、中継見張員は、工事指揮者からの移動の指示を受けずに線路内に立ち入り、線路内を列車に背を向けて歩くなど、触車事故防止を目的とした遵守事項が守られておらず、また、中継見張員の見張り位置までの移動経路については、工事指揮者との間で認識の違いが生じていた可能性があると考えられる。
 なお、中継見張員が、工事指揮者の指示を受けずに下り線路内に立ち入った理由、及び、列車の接近に気付いた後もすぐに線路外に避難しなかった理由については、明らかにすることはできなかった。
死傷者数 死亡1名(中継見張員)
勧告・意見
情報提供
動画(WMV)
備考
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    なお、動画はWMV形式でデータ速度は1000kbpsです。