
| 報告書番号 | RA2011-3-1 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2010年01月17日 |
| 区分 | 鉄道 |
| 発生場所 | 上越線 越後川口駅~小千谷駅間(複線)[新潟県北魚沼郡川口町] |
| 事業者区分 | JR |
| 事業者名 | 東日本旅客鉄道株式会社 |
| 事故等種類 | 列車脱線事故 |
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | |
| 都道府県 | 新潟県 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2011年03月25日 |
| 概要 | 東日本旅客鉄道株式会社の越後中里駅発長岡駅行き3両編成の下り普通第1751M列車は、前日の22時03分から出発を抑止されていた小出駅を定刻(21時15分)より9時間09分遅れて平成22年1月17日(日)6時24分に出発した。 列車は、越後川口駅に到着後、同駅を6時57分に出発して力行(りっこう)運転中、力行ノッチが入っているにもかかわらず雪の影響で速度が徐々に低下して牛ヶ島トンネルへ進入したところで自然に停止した。 列車の運転士は輸送指令に救援を要請し、現地に到着した除雪作業員により列車周辺の雪が除去された。その後、除雪作業に支障がないようトンネル入口付近に停止した列車を雪のないトンネル内に移動させるため、列車の運転士は、列車を一旦約3m後退させてからゆっくりと前進させたところ、約8m進んだ辺りで列車が再度自然に停止すると同時にモータの異常音が聞こえたため、直ちにブレーキをかけた。 列車は、1両目(車両は前から数え、前後左右は列車の進行方向を基準とする。)の後台車第1軸の左車輪フランジ先端部が左レール上に乗り上げた状態で脱線していた。 列車には、乗客はおらず運転士及び車掌のみが乗務していたが、死傷者はなかった。 |
| 原因 | 本事故は、雪により停止した本件列車を移動させた際に、1両目後台車が線路上の圧雪に乗り上げたため、同台車第1軸が脱線したものと考えられる。 また、線路上の圧雪に乗り上げたことについては、本件列車を移動させる際、台車周辺の雪の除去が十分ではなかったことによるものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
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| 備考 |