報告書番号 | RA2009-9-1 |
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発生年月日 | 2009年02月14日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 釧網線 南斜里駅~中斜里駅間(単線)[北海道斜里郡斜里町] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 北海道旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 北海道 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2009年11月27日 |
概要 | 北海道旅客鉄道株式会社の釧路駅発網走駅行き2両編成の上り普通第4726D列車は、平成21年2月14日(土)、釧路駅を定刻(5時59分)に出発した。列車は途中強風により速度を抑えて運転したため、4分程度遅れて運行していた。列車の運転士は、第2斜里川橋りょうを過ぎて減速しつつ東1線道路踏切道に進入し、踏切を越えたあたりでレールから落ちたような衝撃を感じたため、非常ブレーキを使用し、列車は踏切から約82m走行して停止した。停止後に確認したところ、先頭車両の前台車全2軸が左へ(前後左右は列車の進行方向を基準とする。)脱線していた。 列車には、乗客21名及び運転士が乗車していたが、死傷者はいなかった。 なお、列車は先頭車両のスノープラウや補助排障器等が損傷した。 |
原因 | 本事故は、本件列車が、本件踏切のフランジウェー及びレール面上に形成された圧雪に乗り上げたのち左へ移動したため、脱線したものと考えられる。 本事故が発生したのは、事故現場付近で遮るものがない方向からの強風により本件踏切において吹きだまりが短時間のうちに成長したため事故発生前の時間帯の降雪とあいまって本件踏切にレールが埋もれるほどの雪が積もったこと、及び本件踏切を多くの大型車が通過し積もった雪が短時間のうちに踏み固められたことが重なり、圧雪が短時間で形成されたことが関与した可能性があると考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |