報告書番号 | RA2009-3-1 |
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発生年月日 | 2008年07月08日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 三岐線 東藤原駅構内[三重県いなべ市] |
事業者区分 | 中小民鉄 |
事業者名 | 三岐鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 三重県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2009年03月27日 |
概要 | 三岐鉄道株式会社の近鉄連絡線近鉄富田駅発三岐線西藤原駅行き2両編成の下り第5列車は、平成20年7月8日(火)、ワンマン運転で伊勢治田(いせはった)駅を定刻(7時45分)に出発した。 列車の運転士は、東藤原駅下り場内信号機の進行信号現示を確認し、同駅構内の分岐器を通過中、先頭車両(車両は前から数え、前後左右は進行方向を基準とする。)が本来の進路と異なる同分岐器の基準線側に進行したため、非常ブレーキを使用して停止した。先頭車両の前台車全2軸は基準線側で脱線し、後台車の全2軸と後部車両の全4軸は分岐線側に進入してレール上で停止した。 列車には、乗客2名及び運転士1名が乗車していたが、死傷者はなかった。 |
原因 | 本事故は、本件分岐器の左トングレール先端付近で本件列車先頭車両の前台車第1軸左車輪のフランジが同レールに乗り上がり、同軸の左右車輪が本来の進路である分岐線側でなく基準線側に進入したのに対し、第2軸の左右車輪は分岐線側に進入したため、先頭車両前台車の全2軸が脱線したことによるものと推定される。 先頭車両前台車の第1軸左車輪が乗り上がったことについては、左右車輪の車輪径差が拡大したことにより、同軸が左に寄って走行する傾向が生じ、左車輪のフランジが直立に摩耗していたことから、左車輪が左トングレール先端に乗り上がりやすい状態となったことが関与したものと考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |