
| 報告書番号 | RI2008-01-1 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2008年01月25日 |
| 区分 | 鉄道 |
| 発生場所 | 北総線 印西牧の原駅構内[千葉県印西市] |
| 事業者区分 | 中小民鉄 |
| 事業者名 | 北総鉄道株式会社 |
| 事故等種類 | 工事違反 |
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | |
| 都道府県 | 千葉県 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2008年10月31日 |
| 概要 | 北総鉄道株式会社の運輸指令所司令助役は、平成20年1月25日(金)0時18分ごろ、線路閉鎖工事の責任者から印西牧の原駅構内上下線で行われる線路閉鎖工事の上り線側の工事に対する着手承認の要請を受けたため、当該工事区間に列車が在線していないことを確認して工事着手を承認した。# 一方、上り臨時回送第2424N列車の運転士は、印旛日本医大駅2番線から列車を定刻(0時19分)に出発させた後、印西牧の原駅場内信号機の注意信号現示を確認し、速度約40㎞/hで同信号機を越えて進行させたところ、前方約150mの上り線の線路内に作業員がいるのを発見したため、気笛を吹鳴した。作業員は気笛吹鳴の直後に支障しない場所に待避したため、そのまま列車を進行させて印西牧の原駅1番線に進入した。 |
| 原因 | 本重大インシデントは、上り終列車の後に本件列車が運転されることを失念して、列車の運転を停止して行う工事の着手を運輸司令が承認したため、工事着手承認後の区間を本件列車が走行したことによるものと考えられる。 本件列車が運転されることを失念したことについては、臨時列車の運転や線路閉鎖工事の列車間合に対する意識が薄く、工事着手承認時に業務報等により臨時列車の有無を確認していなかったことによるものと考えられる。 なお、本重大インシデントの発生には、運輸司令に対して工事着手承認時に業務報等により臨時列車の有無を確認することを指導していなかったこと等、同社の安全管理方法に不十分な点があったことが関与していた可能性が考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |